靖国神社と千鳥が淵霊園 八月十五日2015年 ミンダナオで捕虜③
千鳥が淵霊園 休息所で各地からの発掘された遺品を眺めているお年寄りがいた。
「こちらの戦地に行っていたのですか」と、後ろから声をかけてみた。
娘さんの付き添いで、千鳥が淵霊園へ亡くなった戦友のために来たという。生き残って日本へ戻ることのできた戦友と毎年戦友会をしていたが、最近はみんな亡くなって今は一人だという。
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四回も死にそうな場面を助かっているのだと、盛んに四回と強調していたのだが、なにしろ歳のせいか、言葉が明瞭ではないし、順番があちこちに飛ぶ。その上、地図が頭にないと、Bさんとの会話は地名が次々と飛び出すから、聞き取れない。 Bさんの足跡を辿るには、太平洋の地図がないと、説明を受けても受け切れない。ミンダナオ島(フィリピン)を知らないと、どこの話を聞いているのか、つかめない。
フィリピンは、島が多くて全体像をつかむのは難しい。フィリピンは、3つの大きな群島で構成されていて、ルソン島周辺、ヴィサヤ諸島、ミンダナオ島周辺の群島と分かれる。
ミンダナオ島(Mindanao)は、フィリピンで(首都マニラのある)ルソン島に次いで2番目に大きい島。
Bさんは、山梨県の連隊に入隊し、昭和19年7月1日、品川港を出て、13日に高雄(台湾)に着いて14日に出て、 お盆の16日に魚雷をくって・・・昭和19年7月だも、9艘の船団で行って、一番最初にやられてしまった。もう71年も前の話しだから、軽く笑って話せるが、魚雷2発くって・・・海に放り出された。
(Bさんの乗っていた船は)9艘のうち一番大きな、最初先頭にいたシャトル丸という大きな船だった。 護衛には●●艇が二杯と駆逐艦が護衛に就いているが、それだけだ。9艘の船団の上へ台湾から飛行機が一回きたきりきただけだ。Bさんの乗っていた船がドカンんとショックがあり、救命胴着を着て飛び込むように指示され、あっという間に、二日間洋上に漂って、19日朝シンヨウ丸という昔オランダから取得した船が救助してくれた。救助してくれた船は、海軍パラオへ粉を積んでいく船だ。
助けてくれた我々をどこも受け取ることを拒否するので、我々は兵隊ばかりで行っているから、黙って事の成り行きをみているだけだったが、下士官らは大変苦労していた。黙って事の成り行きをみているだけだったが、そこで、編成替えして一個大隊に作り直して、そこから南べへいくわけだ。
我々は南部へ行くと、僕らが出たあとに志願兵がきたが、そこへまた全滅してしまった。
僕らはタラカンへ行き、次に南ボルネオへ行った。海軍の寄宿舎へ入った。鎌田少将の、中将といったかもしれないが。ボルネオのタラカン島へ行ったが、ボクらが行ったあと、行ったあとが爆撃されて全滅になるのだ。運がいいですね。運がいいというと申し訳ないが。
タラカン島やボルネオヘ行ったのは40人行ったが、マニラで助かったのは三分の二くらいかな。その時は兵隊だから、そういう数字はわからない。今、93だけど、話しを聞いてもらえてうれしい。
あちこちで、生き残っているのと戦友会をしているが、みんな亡くなっているから、話が止まらなくなる、有難うございました。
来年の八月十五日にまた会いましょう。
しかし、自分の体験を人に話せるのは喜びであると、最後に「聞いて頂き、ありがとう」と感謝された。
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