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2016年8月16日 (火)

能レポーター・梨元勝「恐縮です!」七回忌が営まれた

 Bbvtiky 芸能レポーター・梨元勝「恐縮です!」と前置きしながらも、著名人にマイクを突きつけ、ズバッと斬り込んだ梨元勝。65歳で他界してから6年が経った。ともに仕事をした朝日新聞社の後藤洋平が回想する。

1944年12月1日東京都中野区で生まれる。5歳から埼玉県与野市に育つ。埼玉県立浦和西高等学校を経て、法政大学社会学部社会学科卒業。出版社・講談社の契約社員として女性誌『ヤングレディ』の記者を務めた後、芸能リポーターに転身した。
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「そんなことを言うのなら、就職の一つでも紹介するのが先輩というものでしょう!」と切り返したところ、1週間後に彼が『ヤングレディ』記者の仕事を持ってきた。このような縁で始めた仕事だったが、梨元は芸能リポーターは天職だと話す。その後、長年に渡り精力的な活動を見せたが、2010年(平成22年)8月21日午前5時19分、肺癌のため東京都渋谷区の病院で死去。配偶者福田 玲子 子供梨元麻里奈


 2002年、俳優の杉浦太陽が大阪府警に傷害と恐喝の容疑で逮捕された。私は“被害者”が偽った内容の被害届を出したことによる「誤認逮捕」であることを独自につかんだ。
 所属事務所の社長に電話をした際、こんなやりとりがあった。
「マスコミは、太陽君が悪者だと散々うそを書いた。あなたの取材にも応じない」
「誰だったら、信じて取材に応じますか」
「梨元勝さんだけ。あの人は所属事務所の大小や力関係で、芸能人の扱いを変えない。他の人は信用できない」
 私は、すぐさま梨元の携帯電話を鳴らし、泣きついた。梨元は「事情はわかった。そういうことなら力になりましょう。ちょっと待っていてください」と、協力を約束してくれた。

 約10分後、事務所の社長から私に連絡があり、「梨元さんから、あなたのことは信用できると聞いたから話す。
 逮捕容疑の当日、杉浦は大阪から離れた場所で撮影があり、そもそも現場に行けるはずがなかった」と、丁寧な説明を受けた。
 私は府警に通告のうえ、翌日の朝刊で特ダネ記事を書いた。勾留されていた杉浦は数日後に釈放され、不起訴処分になった。

 あのスクープは、梨元の力を借りなければ絶対に記事にできなかった。梨元にしてみれば、新聞に載る前に「自分がつかんだネタ」として先に発表することもできたわけだが、そんな不義理なことはせず、私に花を持たせた。ありがたいことに、その社長と私は、今でも付き合いが続いている。

 梨元の真骨頂は、癒着や、圧力に屈することへの嫌悪を、はっきりと口にし、態度で示したことだった。
 テレビ局としては、ワイドショーの放送内容で、有力タレントを抱える芸能プロダクションとの関係を悪化させたくない。制作側から「あの事件や、あの所属事務所のタレントについては発言を控えてほしい」などとたびたび梨本は求められた。そのつど「視聴者が興味を持つ話題なのに、自主規制するのはおかしい」とワイドショーの降板を申し出た。

 そんなとき、家族にはいつも「明日から番組には出ない。でも、生活のことは心配しなくていいから」と告げ、文筆業で生活をつないで他局からのオファーを待った。
 そのため在京キー局のすべてでレギュラー番組を経験したが、徐々にテレビでの活躍の場は少なくなっていった。
 なぜ、そこまで自らの信念を貫き通せたのか。

 妻の玲子さん(70)が言う。
「主人を支えていたのは、『自分こそがお茶の間の代弁者だ』という信念ただ一つでした。理不尽なことが重なるたび、その決意は固まっていったのです」
 テレビへの失望が大きくなるにつれ、梨元はインターネットに可能性を求めた。05年、「今後は一方通行でマスに情報を伝える時代から、『個』が発信する時代へ変わる」と、自身の芸能情報サイト「芸能!裏チャンネル」を立ち上げる。

 長女の麻里奈さん(36)はこう話す。
「今では、芸能人が自分のブログなどで都合のいい情報だけを流すのが当たり前になりました。父が生きて仕事を続けていたなら、こうした現状とどう向き合ったのかを見届けたかったですね」 

 梨元が叫び続けた「視聴者の期待に応えることが最優先。自主規制は駄目!」という言葉が、風化するどころか、ますます輝きを増しているように思えてならない。
 七回忌を前にした7月31日、東京都内の寺院で、親族のみの七回忌法要が営まれた。※週刊朝日  2016年8月26日号
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