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2015年12月31日 (木)

密着レポート① シリア難民は困難をものともせず、ドイツを目指す!

 シリア国内は、政府軍の空爆、反政府軍の活動、IS(イスラム国)の統治、三つ巴の様相、いまや自分の安全や最低限の基本的権利保護は望めない。だから、体制側の裕福な人たちも、家やクルマなど、あらゆる財産を売り払い、あるいは放棄して、難民としてドイツを目指している。000043・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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世界の情勢★
 エーゲ海を渡る船も高いので、銀行家、弁護士、医者、大学教授など、裕福層でないと、ドイツを目指せない。貧乏人は、難民にもなれない。
000045  彼らはスマホを持っており、最新の耳寄り情報を交換し合い、最も希望の持てるルートを選択する。難民百万人の脱出成功の陰には、ボートの転覆によって、今年2015年は3500名の犠牲者を生んだ。

 シリア難民がドイツを目指すのは、同国の経済が安定していて民主主義が根付き、歴史的に難民受け入れに積極的だったことによる。第2次世界大戦や冷戦を経て、ドイツは戦争や政治的迫害を逃れた難民や亡命者を受け入れてきた。
 ドイツ国民の88%が難民のための衣類の提供や募金に協力すると世論調査に答え、ボランティアに協力するという回答も67%に上った。
 ところが、フランスの同時多発テロ以降、ドイツ国内でシリア難民の受入れに反対運動が盛んになりだした。雲行きがあやしくなっている。

  NHKの記者がトルコあたりから取材を始めて、難民の出国ルートを長期にわたり、同行取材している。
 まず最初、トルコのイズミルからエーゲ海の近くに居を構え、ギリシャへ出国チャンスをねらう二人のシリア人と知り合った。この二人は、難民収容所で知り合った。

000059A)ロクマン・アフマドさん、三十代半ば(20代か)
B)イブラヒム・ハリルさん、ロクマンさんより若いかも。

 A)ロクマン・アフマドさんは、6人の家族を全員引き連れている。
 政府系のマスコミのカメラマンだったので、最近、反政府勢力から、脅迫状が郵便で送られてきた。身の危険を感じて家を逃げ出し、難民になった。

 B)イブラヒム・ハリルさんは、1歳の息子は、長旅にたえられないとシリアに妻とともに置いてきた。12歳の娘と13歳の息子を伴っている。

  この夏2015年、トルコ・イズミールにシリア難民が集まり、EUがシリア難民の受け入れを表明したことから、受け入れに積極的なドイツを目指す。街で売られている救命胴衣を次々と購入していく。まずギリシャへ向かい、そこからドイツへ行く。難民たちは皆スマートフォンを持っておりGPSの地図機能を使用しているという。000151 ボートで対岸のギリシャの島へ渡るのが難民の常套ルートだ。ロシア製ボート、エンジンはヤマハ(日本製)が良いボートらしい。大きな遊覧船などはない。

  シリア人のロクマン・アフマドさん、イブラヒム・ハリルさんは政府軍の爆撃やISに身の危険を感じダマスカスから逃げてきた。
2人はシリア国境付近の難民キャンプにいたが、EUが「難民を積極的に受け入れる」と聞き密航を決意した。
 イブラヒムさんは家族全員が一緒に暮らすため、1日も早くドイツに渡りたいと考えている。ロクマンさんには妻と6人の子どもがおり、シリアでカメラマンとして働いていたがアサド政権に加担しているとして反政府勢力から命を狙われた。

  ロクマンさん一家が家財を売って作った蓄えは底をつきかけている。支援団体の事務所では、洋服や日用品をただでもらうことができ、子どもたちの服や靴がみつかった。
 トルコでは難民が働くのは違法で、ロクマンさんは一度はカメラマンの仕事をみつけたが給料が支払われず、“訴えるなら訴えてみろ”と言われたという。
 闇で重宝されているのは難民の子どもたちで、次男アラスくん13歳は小物入れを作る仕事を深夜まで続け、長男アンマールさん18歳はパン屋で働き休みはほとんどない。

  仕事がみつからないロクマンさんは子どもたちの稼ぎに頼っており、1週間の給料は約5000円で4、5日分の生活費でなくなってしまう。長男が仕事場からもらってくるパンがなければ暮らしていけない。ロクマンさんは家族のために働く息子たちに責任を感じている。

 記者が
再びイズミールを家を訪ねると、イブラヒムさんの姿はなく、家は空き家になっていた。ロクマンさんに海を渡ったというイブラヒムさんからのメッセージをみせてもらう。イブラヒムさん一家のうれしそうな表情を見て、ロクマンさんは、なぜ一緒に渡らなかったか、後悔している。

 イズミールに残ったロクマンさんは、ハムドという密航業者と会い密航の交渉をする。これまでも密航業者と交渉を続けてきたが、いつも値段で折り合いがつかない。000125「一人10万円であるが、特別お宅の場合、全体で45万円にする」
「カネがないから、安くならないか」というと、業者は「もっと安い業者はいる。しかし、ウチの場合、船体はロシア製でエンジンはヤマハ(日本)製で安全ですよ」と、売り込む。ロクマンさん、なんとか早くドイツにわたりたいが、カネがないのだ。

 今は下の息子13歳が不法でお願いしてボタンの取り付け作業を11時過ぎまで残業をしいられている。兄の製パン工場もフル稼働でもいつけず、彼は20時間労働を強いられている。週給与は5000円程度で、それを4,5日の食費になっている。父親もカメラマンの仕事をトルコでみつけたが、1か月分のきゅうよとなったら、支払を催促したら、難民がトルコ内で仕事に就けない規則になっていることを楯にして、裁判にかけるなら、賭けてみよ。」と、強気。せっかく自分の特技があっても、トルコでは働く仕事がない。」

しかし、親しいイブラヒムさんの渡独に刺激され、焦りの色がみえていた。
 記者が、自分が遭難したことをきっかけにドイツのカッセルにスマートフォンを使い、海を渡るシリア難民を助けている人がいると聞き訪ねた。そのことは、密着レポート ②で書くことにする。

 10月になって、ロクマンさんから連絡があった。親籍にお金をかりて密航業者に渡航を依頼したという。それを確かめに、トルコのイズミールに再び訪れた。

 密航業者の指定した場所に行くと、保冷車のような窓のない1時間ほど乗せられた。窓のない密閉空間にほかにも人が乗っていて、窒息しそうだった。O000052
 海岸の近くに降りると、そこで、業者とともにボートを組み立てた。これにも1時間ほどかかった。エンジンを取り付け、トルコ側から見えるギリシャ側に渡るわけだ。

 ロクマンさんは密航業者の車に乗せられた時の様子を話す。
 首尾よくボートはギリシャの島に近づいたところで、突然エンジンが停止し、ギリシャの警備隊に助けを求めた。しかし、漂流し始め「ボートはトルコの領海に押し戻され、助けることができない」と言われ、逆にトルコの沿岸警備隊によって、出発地点のイズミールに連れ戻された。


密着レポート① シリア難民は、ドイツを目指す!
密着レポート② シリア難民は、ドイツを目指す!
密着レポート③ シリア難民は、ドイツを目指す!

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