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2015年5月11日 (月)

5月11日きょうは何の日 ロシア皇太子が斬られた大津事件

 5月11日きょうは何の日 大津事件(おおつじけん)891年(明治24年)5月11日、日本を訪問中のロシア帝国皇太子・ニコライ(後のニコライ2世)が、現在の滋賀県大津市で警備にあたっていた警察官・津田三蔵に突然斬りつけられ負傷した、暗殺未遂事件が起きた。
 それに対して、日本政府は右往左往して、実に日本人として恥ずかしい限りであった。
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 当時の列強ロシア帝国の艦隊が神戸港に停泊中、事件が発生した。まだヨチヨチ歩きの日本は、ロシアから武力報復されかねない緊迫した状況にあった。
 そのとき、行政等の高官から干渉され、司法の独立は危うかった。そんな中で、司法の独立を維持し、三権分立の意識を広めた。その司法の動きが、近代日本法学史上重要な事件とされる。
 暗殺未遂事件を起こした津田は、結局、死刑を免れ無期徒刑となり、その結果、外務大臣青木周蔵と内務大臣西郷従道は責任を負って辞職し、6月には司法大臣山田顕義が病気を理由に辞任した。

 これだけの事件に日本政府内に何も行動をしないで、シラン顔のままでは、ロシアとの関係からマズイだろう・・・とはわかるが、法の精神からして、この件だけをロシアのご機嫌を伺って、重くするのはできない。その経緯を読んで、司法大臣、外務・内務大臣が責任を取った。実に日本らしい。英国、フランス、ドイツだったら、「法」の独立だ、と切り捨ただろう。日本は折衷案、妥協、あいまいな精神が生きているようだ。

 1891年(明治24年)、ニコライの一行は、シベリア鉄道の極東地区起工式典に出席するため、お召艦に乗り、ロシア艦隊を率いて長崎と鹿児島に立ち寄った後、神戸に上陸、京都に向かった。ロシア軍は、海軍力を日本に見せつけつつ日本各地を回っているのって、大国のエゴだね。
 小国であった日本は、大いにあせって政府を挙げてニコライの訪日を接待、京都では、季節外れの五山送り火まで行われた。次の訪問地横浜、東京でも歓迎の準備が進んでおり、まさに国をあげての一大行事であった。

 5月11日昼過ぎ、琵琶湖への観光、そして滋賀県庁にて昼食を摂った帰り道、ニコライら一行が人力車に乗り、市内を通過中、こともあろうに、警備担当の滋賀県巡査津田三蔵が突然サーベルを抜いて斬りかかり、ニコライを負傷させた。ニコライは人力車から飛び降りて脇の路地へ逃げ込んだが、津田はニコライを追いかけなおも斬りかかろうとした。しかし、同行していたギリシャ王国王子ゲオルギオスに竹の杖で背中を打たれ、ニコライに随伴していた人力車夫に引き倒され、同じくゲオルギオス付き車夫に津田三蔵は落としたサーベルで首を斬りつけられ、警備中の巡査に取り押さえられた。
 ニコライは、右側頭部に9cm近くの傷を負った。

 小国日本が大国ロシアの皇太子を負傷させたとして、「事件の報復にロシアが日本に攻めてくる」、と日本国中、さながら「恐露病」の様相を呈した。
 学校は謹慎の意を表して休校、神社や寺院や教会では、“皇太子平癒の祈祷”が行われ、見舞い電報は1万通を超えニコライの元に届けられた。山形県最上郡金山村(現金山町)の村議会では、「三蔵」の命名を禁じる条例を決議した。
 5月20日には、皇太子が日本を立ち去ったことを知り、畠山勇子という女性は、「死を以って詫びる」と、京都府庁の前で剃刀で喉を突いて自殺した。後に「房州の烈女」と呼ばれた。

 また事件前、西南戦争で勲章を授与されていた津田は、西南戦争で戦死した西郷隆盛が、ニコライと共に日本へ帰って来ると信じて、もし西郷が帰還すれば自分の勲章も剥奪されるのではないかと危惧していたという説もある。
 ただしニコライを殺害する意図は薄かったらしく、事件後の取り調べにおいても「殺すつもりはなく、一本(一太刀)献上したまで」と供述していたという記録もある。

 当時の日本は、まだロシアに軍事的に対抗する力を持っていなかったため、賠償金や領土の割譲まで要求してくるのではないかと危惧された。また事前に青木周蔵外相がロシア公使シェービッチに対し、皇太子に危害が加えられた場合は「皇室罪」を適用すると密約していたことも混迷の原因となった。

 日本政府は、旧刑法116条(天皇や皇族に対して危害)を適用すべき大逆罪だから、死刑を適用するよう働きかけた。伊藤博文は、戒厳令を発してでも断行と主張した。また松方正義首相、西郷従道内相、山田顕義法相らが死刑適用に奔走した。
 青木周蔵外相、井上馨などは消極的反対、逓信大臣の後藤象二郎などは「津田を拉致し拳銃で射殺」と語ったが、伊藤に日本は法治国家であるとして叱責され、ロシア公使シェービッチは以前から日本に対して恫喝的な態度をたびたび取っており、この事件に関しても事件の対処にあたった青木周蔵、西郷従道内相らに死刑を強硬に要求した。
 事件後、青木との密約を公表して抗議し、青木の責任問題となった(公書問題)。これに対して青木が「自分は伊藤博文と井上馨に言われて約束しただけである」と述べたが、伊藤はロシア側の真意を確かめよと指示しただけと反論し、もし自分が政府に迷惑をかけているなら枢密院議長を辞職するとした。重鎮である伊藤との対決は松方や山縣有朋も望んでおらず、責任は青木がとることとなった。
 青木は「自分の手記が公表されれば伊藤と井上の首が飛ぶ」と発言し、激怒した井上によってドイツ公使へと左遷された。またロシアの抗議自体も後任外相榎本武揚の奔走で撤回されることとなった。
 青木はこの後伊藤から嫌悪され、政治家としての栄達を絶たれる原因となる。

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