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2014年10月 3日 (金)

般若心経の呪文唱え、見えない力、神秘を体得  般若心経3

 般若心経は、今までの講義で「空」、「無」について勉強してきたが、最後に“見えない力、神秘の力”で締めくくる。
  こういうと、(現代の科学知識から)宗教(仏教)が荒唐無稽に聞こえるが、それを理論立て現代人の納得へ持っていけるか、私の理解の範囲で説明したい。

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講師:花園大学佐々木閑(しずか)教授と
ゲスト講師:玄侑宗久教授(芥川作家/禅宗“臨済宗”僧侶)
二人がかりで般若心経を締める。
000001_2玄侑宗久(げんゆう そうきゅう、1956年4月28日 - ):
 
日本の小説家(2001年芥川賞)、臨済宗(禅宗)の僧侶。福島県在住。東日本大震災復興構想会議委員。
福島県三春町の臨済宗妙心寺派福聚寺の長男として生まれる。カトリック系三春幼稚園、福島県立安積高等学校卒業。
 この間に、モルモン教(キリスト教の一派)、統一教会(韓国の教祖で桜田淳子の集団結婚で有名)、天理教などに触れる。中学3年で日本脳炎で三日間昏睡状態、意識不明中の妄想の記憶等から「死」を考えた。高校時代は毎年家出。高三のとき哲学者星清から出家への動機付けを得た。
0000021974年、上京、予備校を経て慶應義塾大学文学部中国文学科で現代演劇を専攻。在学中にイスラム教、ものみの塔に触れ、山梨向嶽
寺などで坐禅を組む。小説同人誌「いんぐ」に参加。台湾へ私費留学。川口市のゴミ焼却場に勤めながら小説を書く。引越六回。他にナイトクラブのフロアマネージャー、英語教材販売などの職を転々。
1983年、27歳の冬、京都(佐保田鶴治)ヨガ道場で指導を受け、天龍寺(臨済宗)平田老師の許で参禅(三年弱)。神戸、山梨などを行脚して帰郷。
1988年4月に福島県三春町福聚寺副住職。妙心寺派教化委員。
1991年12月結婚。
2000年デビュー作「水の舳先」が芥川賞候補作。
2001年「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞。
2007年柳澤桂子との往復書簡「般若心経 いのちの対話」で文藝春秋読者賞を受賞。
2008年2月福聚寺住職(35代)。
2009年4月花園大学客員教授

  玄侑宗久(げんゆう そうきゅう)は、実に見事に、世の中を転々として、自分チへ戻って僧侶になる。その間に小説の材料を仕入れるには、最高にいい修行をしている。我が友「疾風のように走り抜けた彼」も、似た人生を送った。
疾風のようにけた1
疾風のようにけた彼 7 
小説少年いさむ 000000 「“般若心経”を唱えることで得られることは?」との問いに玄侑宗久教授はこのように答えた。
「全てをリセットして、イチから出直す。
 積み上げてきた一切は失うが、わが身に持っている本来の力は、燦然と輝く。自分をリセットするのには、般若心経が力を発し、お経は上げるだけで、あらゆる思いから離れることができる。」

“お経は上げるだけで、あらゆる思いから離れることができる。”
“見えないものが見える、見えない力、神秘”について書かれた部分を紹介する。

智慧の完成を如実に知る    故知般若波羅密多
それは大いなる呪文である   是大神呪 
智慧は優れた呪文である。   是大明呪
最高の呪文であって       是無上呪
比べるもののない呪文である。 是無等等呪
それが一切の苦しみを除く。  能除一切苦
是は偽りのない言葉なのだ。  真実不虚  

 ここでいう是は、“羯諦羯諦 波羅羯諦”(ギャテイギャテ、ハラギャテイ)をさす。“羯諦羯諦 波羅羯諦”は、インドで仏教が起きたころからの、サンスクリット語の呪文じゅもんの言葉である。
 強いて訳すと
「行った者よ、行った者よ
 向うの岸へ 完全に渡った者よ
 悟りよ、幸あれかし」となる。

  仏教徒は、音の一つ一つに見えない力があると信じてきた。般若心経の“羯諦羯諦 波羅羯諦”と唱えることで、どういう効果があるか・・・
 仏教というのは、「」が世界(あらゆる人、言葉、もの)とのつながりに妨げになっている。
 この前提で
 言葉も妄想も世界をゆがめているから、「」がない状態、「言葉」がない状態を「天然自然の命いのちと見る。どうしたら、天然自然のいのちに帰られるか、その一つ方法が“呪文”である。
 意味を考える前に、この“呪文”の音を聞くに力が宿る。

  日本人は、音そのもので理解するオノマトペの擬音、擬態語を多く使う世界でもまれな民族である。
 たとえば、「しっくり」といえば、「じっくり」とは違って、説明しないで音の響きで意味が伝わる。説明する前に理解会得できる。この音の重要性を把握できると、“呪文とお経の関連性”がわかるかもしれない。

オノマトペとは、
擬音語/擬態語
擬音語:物が発する音や声を真似て字句で描写した語句のこと。
「ドカーン」「サラサラ」「ワンワン」など。
擬態語:状態や心情など、音のしないものを音によって表す言葉。
「ツンツン」「デレデレ」「ニヤニヤ」など
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 音だけで理解するために、東北地方(岩手県)には「絵心経」(えしんぎょう)という般若心経がある。
 絵心経(えしんぎょう):字の読めなかった庶民のために般若心経の文言を絵で表現したもの。
 元禄年間の田山(現在の岩手県八幡平市)で善八という男によって描かれたものが最初で、文化初年、盛岡で改良され、日本各地に広まった。盲心経(めくらしんきょう)ともいわれたが、現代では、人権上好ましくない表現が含まれ、使うことが憚られている。
000009 当時は、意味は関係なく、音で、分からせるための絵で、庶民の経文を覚える道具であった。ところが、現代人は、般若心経を意味から入って理解しようとするから、内容を把握できないと頭に入らない。“般若心経”に没入できにくいのは、その理屈ぽさ故かもしれない。  

 MC伊集院は
「意味を覚えないで、音のパワーだけでプラス効果があるということで、覚えたいと思うか・・・」というと、それだけでは疑問がある。
 一番重要である“最後の呪文”は、賛嘆として、般若心経の全体を呪文と捉え、唱えることで完結する。

 意味に対するリスペクトは、重要なことだが、それとはまったく別の行為として、唱える行為が重要である。意味に対するリスペクトと読経の音声の両者を合流しないといけない。
 この場合、
 まず「音」(声を合わせて)でなじんでから、そのあとで意味を理解する。「空」「般若波羅密多」のような言葉は、説明しきれない内容(言葉の領域を超えてしまったモノ)だから、頭ではなく、心で捉えようするのがいい。そのために「(音、リズムで)覚えて唱える」のが何より大事な行動である。
 (“羯諦羯諦 波羅羯諦”ギャテイギャテ、ハラギャテイと)唱え、再生する・・・お経を唱えると“今だけにいて”未来にも、過去にも行かない。
 

 読経では、極めて“覚醒しているのに、何も考えない”時間が持てる。お経を読み始めた途端そういう時間が作られる。思い出そうとか、発想しようとかはない。脳で覚えたことを再生しようとすると、かなり“無に近い状態”を作れる。
 般若心経を唱える効果は、それだ。
 

000004_3 「私」が消えてくれたほうが、命が伸び伸びする。本来の力を出せる。そのというのがしばらく消えてもらう手段として、「呪文」を唱えることはてきめん効果がある。「」がなくなる。無心だ。
 つまり、見えない力によって、私たちは“縛られる世界”から解き放つことになる。狭い世界観、価値観を解き放って、元に戻す。この一点が、日本における般若心経の持っている大きな力である。
 

 無心になるために「“般若心経”を音読」する。
 難しい言葉は音読、素読をするだじぇでいい。あるいは、写経をする。その行為を通して、心の中に定着して実になる。
 漢文の素読で、内容が大人になるに従って身についてくる、と昔の人が言っていたソレと同じだ。すごい結論がくるかと思っていたら、呪文部分は、素読して、音を楽しむ。音楽家でもあるかのように、言葉で包みきれない概念を音で、伝える。秘伝を伝えるように、 
 故知般若波羅密多
  是大神呪 
  是大明呪
  是無上呪
 是無等等呪
 能除一切苦
 真実不虚 

 「羯諦羯諦 波羅羯諦ギャテイギャテ、ハラギャテイ」
“絵般若”の時代のほうが素直にハラに納まったかもしれない。 信仰心のある人なら、屁理屈はいわない。昔の人は、文章にある文言を口移しのように諳んじて言えるようになっただろう。信じるなら、それでいいのだ、信仰心は。

  人間は存在自体が汚れてしまっているから、それを取り外して、もともとの世界、命と接するには無、空の状態にならないと、その境地には達するのは難しい。そこに仏教世界があるということだろうか。
「般若心経」仏教の真髄を理解したい。般若心経1

般若心経は、“無”で、世界のあり方を変える 般若心経2 
仏教徒(僧侶=宗教人)を目指す高校生の生き方 

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