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2014年8月30日 (土)

満州国崩壊は、「対ソ有事」は考えたくない関東軍のせい

 本文は、「ソ連が満州に侵攻した夏」(著者:半藤一利)からの感想である。わが日本上層部が何を考え、何をしたか、足跡をたどり、日本の歴史を考える。決して満州国を礼賛するものでなない。
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 ソ連軍は、シベリア鉄道のイマン駅付近から20cm砲16門で日本軍の虎頭要塞を攻撃開始した。攻撃は、午前1時から始まって、午前5時に中止した。
 虎頭要塞(ことうようさい):満州国(大日本帝国陸軍)の要塞。 ソビエト連邦の攻撃から満州防衛を目的とする関東軍の主要拠点
Ou12Photo_2①「虎頭方面砲撃受けつつあり」
 これが虎頭要塞 大木代理守備隊隊長から、新京の関東軍総司令部がうけた「ソ連軍侵攻」の第一報であった。
②「東寧、綏芬河スイブンの敵は攻撃を開始せり」
③「牡丹江市街は、敵の空襲を受けつつあり」と電話報告


 このとき、関東軍総司令官山田乙三大将は、Th大連へ出張中で、代わりに総参謀長秦彦三郎中将が、29
第一線の各軍に「対ソ作戦計画要領」を実行するように連絡した。その内容は
「ソ連軍は攻撃を開始したから、各方面軍は侵入する敵の攻撃を排除しつつ、速やかに全面開戦の準備をすべし」である。
 

 東京の大本営から「(ソ満国境)静謐確保」が徹底されていた。ソ連侵攻に対し全面開戦としたら、万が一、この攻撃が局地戦レベルの戦闘であったら、問題が後に残り、責任問題もある。よって、「発動すべし」を回避した。
 後に山田乙三大将が語ったのは「ソ連侵攻は、まだ先であろうという気持ち」であった。
 秦彦三郎中将は、命令を発令したのが「午前3時」であった。この時点で、国境守備隊は、いくつかの部隊は玉砕をしている。夜が明ける午前6時に、ソ連軍の全面攻撃開始を確認して、大本営からの正式命令を待たず、作戦命令を全軍に下達した。
 「静謐確保」を破棄して、戦闘命令を下した。
約6時間、見通しを誤り、「対ソ有事」は考えたくないという全陸軍の腹の決まらなさが反映した。
 

  関東軍総司令部の指示によって
「今朝、ソ連は卑怯にも突如として、満州国を攻撃し、日ソ中立条約を一方的に蹂躙し、不法にも全国境から侵入を開始しました。しかし、わが関東軍の精鋭百万あり、全軍の士気は極めて旺盛、目下前線では激戦を展開。ソ連軍を撃退中であります。国民はわが関東軍を信頼して、全てを軍へ、前線へ・・・」と、「関東軍の歌」と共に繰り返された。
 関東軍軍歌★軍歌で当時の人は、何を感じたか。
★タイガース応援歌“六甲下ろし”より勇ましいよ。

「ソ連軍は、まだ侵攻してこない」と、関東軍トップらは思っていたが、一人朝枝中佐(参謀本部作戦課)は
「ソ連軍の東方増強から、南方に振り向ける兵力と同じ程度満州に振り向けない限り、わが国は息の根を止められ、日本は戦う術を失う」と警鐘を鳴らした。

この時点で、フィリピンの悲惨な戦いを見るまでもなく、日本陸海軍の戦力は消耗し尽くして、“泣く子、も黙る”関東軍は、面影をとどめていなかった。張り子の虎で満州防衛は不可能であった。
昭和19年には、12個師団25万人を満州から抜いて、中部太平洋、フィリピン、台湾、沖縄へと運ばれた。

今後の作戦の打ち合わせに、朝枝中佐が関東軍司令部を訪れると、打ち合わせより、華やかな慰労の宴が大々的に官邸で開かれた。山田総司令官、秦参謀長以下、関東軍司令部の面々が顔をそろえた。ソ連の動向を探っている朝枝中佐には、日本への侵攻が迫っていることを知って、満州の関東軍の危機意識のなさに、歯がゆい思いであった。

 酔いに任せて朝枝中佐は、トップの山田大将、秦中将に向って「閣下、この立派な官邸はあと数ヶ月で、(ソ連の)●●スキー元帥が住むことになる」と大声で叫んだ。しかし、参謀たちは、誰も朝枝の意言うことをまともに受けとらなかった。笑うだけだった。
 地位には敏感だが、ソ連を含めて敵の状況にはかなり鈍感であった。軍人も地位につくと、区役所の職員感覚で、自発的に物事を進める精神がなくなってしまう。上から下りてくる業務をこなすことが、自分の立場を守ることだと思ってしまう。

「開拓民や居留民を抱えて、自由な作戦はできません。ソ連軍の目をごまかしながら、在留邦人を後方に下げるべきです」と、レイテ、ルソンの戦いを知っている朝枝中佐は真剣に満州の関東軍に語りかけても、本腰を入れて作戦を立てようとしなかった。

ようやく、朝枝中佐の現地観察にしたがって、参謀本部の作戦課で遅ればせながら、対ソ作戦計画を変更した。06_2 「関東軍総司令本部は、新京を捨て、南満の通化に移り、主力は戦いながら後退して、全満州の四分の三は放棄し、通化を中心に、朝鮮半島を防御する。引いては、日本本土を守る。」こうした計画を立てたのは5月30日であった。
 メンツを捨てて、満州から逃げ出すのは、軍人にはむりだろう。在満すべての軍隊を集めたら、ソ連と戦う方法があっただろう。

  • ソ連が満州に侵攻した夏②“日ソ不可侵条約
  • ソ連が満州に侵攻した夏①ソ連の考えていたこと
  • 「遠い約束」背景 満州捨て 関東軍最終防衛ライン
  • 満州(中国東北部)からの引き上げ 宝田明の場合
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