アンチ体育会系リーダー鈴木君の奮闘 写真誌フラッシュの発展
光文社「フラッシュ」編集長だった鈴木紀夫さんから奮闘を、時々同窓会では聞かせてもらっていた。それを退職を機に一冊にまとめて出版した。読みやすい文章だったので、それを昨夜寝る時間を削って一気に読んだ。
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最近聞いた話は、某有名女優(今は中●雅●の奥さん)のグラビア撮影に東南アジアで一週間同行した。その際は、初めはお互い遠慮があったが、そのうち着替えを目の前でするようになった。撮影のあと、夕方から夜は、ヒマになり、彼女は町の賑わいを見たいというので、雑踏にいくと、ガラの悪いアンちゃんが集まってきて、可愛い彼女を誘いかけるとか。そのため、彼鈴木君、ヘンな男が近づいてきたら、彼女に「(危険だから)新婚旅行中だということで行動しよう」とささやいて・・・アベックのようにその夜は楽しんだ。彼女のいい匂いを身近に感じて過ごしたとか。
今回の本「部下をつぶさないアンチ体育会系リーダー術」は、週刊フラッシュ、宝石等の彼の本業について、彼の奮闘が書かれている。
前回の本『受付のおじさん』は、出版界に入らなかったら教員したかったということで、小学校に勤めてみたかったという夢の実現だった。今回は、言い訳ナシの本業について書かれているから、訴える力があった。
第一章 箸にも棒にもかからない新入社員
第二章 怒鳴らなくても結果は出せる
第三章 自ら高めれば部下は動く
第四章 波乱の「フラッシュ」創刊劇
第五章 売上増なくしては人は伸びない
終 章 部下はひとりとしてつぶすな
最初「女性自身」の担当で苦労をした話は、モレ聞いていたが、福島の田舎育ちでは、あの都会女性を相手にする週刊誌「女性自身」で悪戦苦闘していたようだ。(お前は)使えないと上司から追い出されるようにして、転々と所属上司を変わって・・ようやく10人目上司に出会って・・・それから彼の芽が伸び始める。
9人の上司を5年にわたって苦労した。この五年で性格が、彼はガラっと変わった。相当叩かれて、鍛え抜かれたのだろう。
この彼自身のもがいていた時代は、この本の中では、価値のある部分だ。上司との適性があることを読者にも伝わるが、それがどこが受け入れられないのか、それも知りたいものだ。自分自身の問題で、相手のある問題だから、ノンフィクションでは書けないかもしれない。
組織論や部下の育成問題は、部外者には詳しく知らなくてもいい。だけど、彼にとっては当たり前の、雑誌の基本、彼も最初は分からなかった。目の前のデスクが電話で
「奇起こし四ページ、広告はタテサンとツキとカク」(=「奇数ページから始まる四ページ企画で、その中に一ページの三分の一大の広告、名刺大の『突き出し広告』、六センチ四方の正方形『角広告』スペースをあける」)という、会話が飛び交っていたが、彼は、それを分からず質問できないで、「箸にも棒にもかからない」新人時代をすごした・・・とあると、その苦労が伝わる。常識が編集者間ではツーカーでないと仕事が進まない。
それが、9人目のデスクまでは、ノリオは編集部の足手まといのように扱われていた・・・というと彼に悪いが、とにかく次々とお払い箱にされていた。
10人目のMデスクに出会い、十数人の班に配属され「今晩、歌舞伎町で一杯やろう!」と誘われ「私の歓迎会か」と思ってついていくと、歌舞伎町のスナックであった。
若いホステスが親しげに話しかけてきていたが、私の右隣の男が妙に絡み始めた。
「やたらに親しげだな。常連なのか}「そうでもないよ」
「そっちばかりサービスするな」「まあ、まあ、まあ」
その間、Mデスクは黙々と飲みながら、こちらの小競り合いを横目で見ていたようだ。
その男は、私の方に向き、私のネクタイに手を伸ばし、そして掴んだ。その瞬間、Mデスクがライオンのような咆哮を発しながら立ち上がった。ラグビーで鍛えた、優に八十キロを超える体軀である。
「ウォーッ!オレのノリオ(紀夫)に手を出したな、おい!お前ら!」
Mデスクは彼らの前に進むと、一気に彼らのテーブルをひっくり返した。グラスが割れ、氷が飛び散り、ウィスキーのボトルが転がった。女性たちが悲鳴を上げた。女性たちが「辞めてください」と叫ぶ。グラスの破片で切ったのか、くだんの男の手から鮮血が流れ、顔面蒼白状態であった。修羅場だった・・・。
上司と部下の関係となった初日の夜、まさかこんなことになろうとは・・・。この時を契機に、Mデスクとは生涯の付き合いがはじまった。
このようなドラマが続くと、面白いのだが、話しは、彼が今度、「フラッシュ」創刊して、部下をもつようになって、部下を育てていくプロセスになる。
フォーカス(新潮)130万、フライディ(講談社)150万、エンマ(文芸春秋)50万、タッチ(小学館)50万。FFETの500万市場へ、「フラッシュ」創刊しようとするわけだ。身震いのする戦場に切り込む話である。
最初創刊号は80万部で勢いがよかった。ソレという段になって、フライディ(講談社)は「ビートたけしの殴りこみ」事件が起きた。そして、写真週刊誌、悪玉論が浮上して、創刊間もない「フラッシュ」は影響を受け、坂道を転げ落ちるように部数は減って行った。62万、57万、55万、52万。パンダが日本にきて、ソレを特集したが1987年最低の42万部に。
編集長は、そこで、ターゲットを28歳男子を中心とする仕事、性、恋愛、遊び、収入、親問題、仲間。エリートを捨てて、多数派庶民を狙う。23歳~33歳(700万人)の男性を対象として、その10分の一を狙う。リニューアルして、そのターゲットを編集部員全員に徹底した。
コレでV字回復したら、簡単であるが、そうは行かない。あるとき、小泉今日子のパンチラ写真を手に入れた。ソレを載せたいが・・・と、所属プロの社長に直談判して・・・。翌週の売上げが少し上がる。このお色気路線発見して・・・、地道な回復路線を繰り返し・・・
まあ、あとは、「部下をつぶさないアンチ体育会系リーダー術」を読んでください。dZEROという出版社。
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