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2014年7月 8日 (火)

キルギスの略奪結婚、日本女性が写真集で女性の人権を支援

Photo_01 NHKラジオ第1日曜日に「著者に聞きたい本のツボ」で、キルギスでは、男性の家は結婚式を用意していて、道路を歩いている女性を強引に連れてきて、挙式するという強引な略奪結婚をキルギスでは三割は行われている、という。
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 それが写真本「キルギスの誘拐結婚」
 林 典子・著/日経ナショナル ジオグラフィック社刊

Author
 キルギスで頻発する"仲間を連れた若い男が嫌がる女性を自宅に連れていき一族総出で説得し無理やり結婚させる"誘拐結婚の一部始終をまとめた写真集。
 キルギスという国は、中国ウイグル自治区の西隣り、北カザフスタン、西はウズベキスタン。小さな国で、面積は日本の半分。

 

93_2 アラ・カチュー(キルギス語=誘拐婚)とは、キルギスで行われている婚姻形態の一つ。男性が求婚する女性を誘拐し、事実婚としてしまう。
キルギスから日本へ留学している学生がいた。
1995 それを見てすばらしい女性がいると思った。
日本で学ぶアジアンスマイル: nozawa22 
アジアンスマイル 頑張るアジアの青年 

 

 誘拐された時点で、キルギスでは、処女を喪失、もしくは処女を喪失したと周囲に認識させ、社会的なダメージを与えられる。昔の日本も、“男と立ち話した”で、あの子は「男好き」と言う評判が立つ社会であった。昔は親の都合で、見合いとか、写真結婚という制度があった。そうやって、好きという感情がわく前に、処女が失われてしまう、女にとっては人権などなきがごとき歴史があった。
 人類には、女の人権を無視した長いの歴史がある・・・。女にとっては、相手を選ぶ権利、好きでない相手を押し付けられる辛い事実“人権無視”を主張できる現代、これを今問題にしているのだ。
Photo_03 アイティレックとバクティエル。バクティエルに好意を抱いていたアイティレックは、誘拐直後に結婚を承諾していたが、携帯電話も通じない牧草地に連れて行かれるとは考えもしなかった。

 

 国民の75%がイスラム教徒であるキルギスでは、処女性は婚姻の際に重視され、断れば女性はその後結婚できなくなる。
誘拐結婚は、1994年に法律で禁止された。しかし警察も裁判官も黙認しているため、依然としてアラ・カチューは続けられ、問題の引き金となり、国際的にも大きな人権問題として取り上げられている。アラ・カチューは、キルギス語で「ひったくって逃げる(grab and run)」と言う意味である。

 

 ほとんど、見たこともない男性に腕をつかまれ、車に押し込められそのまま自宅へ連れてこられるケースがほとんど。一度、男性の家に入ると、高齢の女性たちが「結婚しなさい、結婚しなさい。私の息子は、酒も飲まないし、タバコも吸わない真面目な青年だから、あなたを幸せになるから」
「私も誘拐で結婚したが、今は幸せになっている」と何度も繰り返して、言い聞かせる。

Photo_02 この間、女性は、イヤダ、イヤダと泣き続ける。その間に、隣りの部屋には、近隣の人が集まり、ウオッカを飲んで、お祝いを始め、歌を歌ったり、お祝いモードになっている。
2012年7月7日。2日前に23歳のアマンに誘拐され、6時間の抵抗の末、結婚を受け入れた、18歳のチョルポン。結婚式の朝、コショゴ(新婦夫婦の寝床と部屋を仕切るカーテン)の中で招待客を待つ。取材した著者林さんはビックリ。

 

 誘拐結婚は、今は違法という決まりは多くの人は知っているが、警察も「誘拐結婚」を目くじら立てて取り締ることは、ほとんどない。家族内の問題、日本でいう“民事不介入”というところ。違法であり、女性の人権侵害という意識がない。取材した25組の女性のうち、8割が結婚を受け入れている。

 

キルギスでは、女性が一度拉致されて、男性の家に入ってしまうと、そこから出ると“純潔が失われた”と見られてしまう。自宅へ帰っても、ハジをかくという考え方で、それを畏れて、結婚を受け入れてしまう傾向にある。

 

ケース1、ディナラ22歳女子学生。01 ディナラは、トルコ語も出来、英語もできる優秀な学生で、彼女には、親しいボーイフレンドもいた。誘拐の10日前に知り合ったばかりの男性に誘拐されたのだった。
高校教師のアフマット(23歳)に誘拐された、22歳の大学生、ディナラ。アフマットの親族の女性から、花嫁の象徴である純白のスカーフを無理やりかぶせられそうになり、泣き叫びながら抵抗する。

2014年2月、誘拐で結婚してから1年4カ月後、ディナラは臨月を迎えていた。
Photo_06
深夜、台所で結婚パーティーの後片付けをしていたディナラに近づき、キスをするアフマット。
 キルギスの伝統だと本人も信じているし、両親も、それが違法であるとわかっていても、伝統を重んじ受け入れている。ディナラは、卒業したらトルコヘ行って働くという就職先も決まっていた。彼は優しい人で結婚を受け入れ、今年、女の子を出産して、結婚生活が続いている。
 しかし、今思うと、別の人生もあったのではないか、ということも考えると、この“誘拐結婚”に疑問を感じている。娘が大きくなったら、絶対“誘拐結婚”は、させたくないという。

ケース2:20歳の大学生、ファリーダは、誘拐されたあと、お兄さんが迎えに来て逃げることができた。ファリーダの場合は、マレ茄ケースで、彼女は三ヶ月後に結婚する予定があった。婚約者もいながら誘拐されたので、頑なに「帰る、帰る、帰る」といい続けて、誘拐された10時間後にお兄さんが迎えにきた。彼女は隠れて携帯で家に連絡して迎えに来てもらった。お兄さんが夜中二時くらいにファリーダを連れて家に帰って行った。

 

ケース3:一番悲惨な例は、ウルス。19歳の女子大生.
彼女はジャーナリズムの勉強していて、将来ジャーナリストになりたかった。
 彼女の場合、婚約者がいて結婚間近かであった。会ったこともない男から自宅の前で誘拐されて、男の家に連れて行かれ、彼女の場合は、連れて行かれたらすぐに結婚式が始まって、そのままレイプされた。その数日後にクビを吊って自殺をしてしまったケース。
 この男は、懲役6年の刑を言い渡されている。誘拐した男性が起訴される裁判まで行われるのは物凄くマレである。

 人権団体のスタッフからも、このように起訴されるケースは初めて見たという。私が日本の価値観で見て、キルギスの文化を否定しているのではないか・・と疑問を持ち続けた時期もあったが、自殺者も出る誘拐結婚はやはり人権侵害であるという見かたに落ち着いた。
誘拐結婚というと、その言葉のインパクトが強くて、女の子が無理やり連れ去れていくシーンが写真に残るので、それだけでなく、女の子が結婚を受け入れていくので、どういう気持ちで家庭に入っていくのか、母親となって子供を育てていくのか、その後の人生も取材したいと思って、5ヶ月キルギスで取材を続けた。

Photo_05

 2007年に公開された映画「盗まれた花嫁」の影響で、都市でも増加。一方で首都ビシュケクでも行われていることを知る人間は少ない。これは共和国の崩壊後、反米主義とそこから来る伝統回帰を求めるキルギスの流れの一環として考えられている。エポックタイムズによると、2010年の時点で過去半世紀以上に渡ってキルギス国内での問題となり、年々方法は暴力的なものとなっているとされる。

フィラデルフィア大学のラッセル・クラインバック(Russell Kleinbach)名誉教授は、
「キルギス国内で、既婚女性の35-45%がアラ・カチューによる結婚を強いられていると推定。68-75%の結婚は誘拐婚によるものだ」と、主張している。
 しかし、本来イスラム教では、女性の合意がない結婚を認められていない。 8割の女性は誘拐された後その家にそのまま嫁ぐ。少なくとも三分の一の既婚女性が自分の意志に反して誘拐されている。

1.その方法は、
 まず花嫁のいない状態で、料理や誘拐の準備を行う。男性側の親族からの祝福を受け、花婿を含む複数で誘拐に乗り出す。誘拐の対象となるのは17-25歳の女性である。これは女性の平均寿命の関係や、女性から結婚意思を示すこと好ましくない風習がある、などの理由が挙げられる。

2.花婿とその仲間が花嫁を攫う
 花婿と花嫁の関係は2パターンに分かれる。一つは花婿と花嫁が互いに知り合いである場合で、もう一つは花婿のみが花嫁を知っているケースである。どちらの場合にも、アラ・カチューは発生しうる。
アラ・カチュー(=誘拐婚
 女性が一人で歩いている時や家にいる時を狙って、花婿たちは誘拐を起こす。花嫁の友人が助けに入ることもある。知り合い同士であっても、この時点で女性は泣き叫び、女性が逃げようとし、結婚を拒むケースが多い。花婿側は「涙は幸せな結婚の予兆」として考えている。
 警察や裁判官は家庭内の問題として、関わりを持とうとしないことが多い。稀に女性が自分が処女でないことを伝えた結果、誘拐が止められたケースも存在する。また、中には女性の合意を得て連れ去る男性もいる。

3.花婿の母や祖母が花嫁に結婚を迫る
 花婿たちが女性を誘拐すると、今度は彼女を自分の家に連れて帰る。そこで今度は花婿の親族の女性たちが花嫁となる女性を囲って捕え、白いスカーフを被せる。これを被った女性は婚約者がいると認識されるため、結婚を了承したと認識される。
 ここで結婚を拒む女性は数時間から数日に渡って抵抗する。スカーフを被せられると結婚したと認識され、花婿の家族として花嫁は迎えられる。

4.花婿の家族が花嫁の家族に結婚の事後承諾を得る
 誘拐して花嫁を連れてきた場合、一度実家の了承を得るケースと、そうでないケースがある。多くの女性の家庭では、花嫁を家族が再び引き取ることがない。
 これはキルギスではすでにアル・カチューが風習として染みつき、娘が穢れたものとされ、家に戻っても、その後、結婚相手を得ることができず、村八分にされるからである。例え結婚したあと戻ってきたとしても、実家に居場所がなく、売春に走るケースもある。

5.正式な結婚の手順を行い、夫婦になる
 法律的な権限はないものの、結婚式を行い、その中でイスラムの聖職者ムラーの認可を得る。それにより結婚は正当なものと認識される。その後お祝いと初夜を経て二人は夫婦となる。この際酒や料理が振る舞われ、夫婦が一晩過ごした後のシーツが女性の純潔を示すものとして外に晒される。


 誘拐結婚が行われる社会的要因として、
 貧困による結婚の資金難がある。正当な結婚には金が掛かるため、貧しい人々は非正規のアラ・カチューを行うことで、結婚に掛かるコストを下げ、労働力として女性を家庭に入れることができる。NYタイムズ紙によると、普通、結婚には大体牛一頭+800ドル程の金銭的負担を強いられる。キルギス全体の平均年収(2010年)2150ドルで、さらに南部だとその半額以下。結婚資金を用意することは難しい。

女性の権利の低さ
 キルギスの女性に求められるのは、性的、及び子供の出産と育成、そして夫への服従であり、元々女性の地位が極端に低かった。女性の誘拐は懲役刑が3-7年だったものが、
2013年1月の法改正で、5-10年に変わり、羊の窃盗と同等の刑罰を受けるようになった。それまで女性の価値は羊よりも軽いものと判断されていた。そのため、アラ・カチューの広まる一つの要因となっていた。

 社会的抑圧
 社会的抑圧は男女両方に適応される。女性の場合は年配の人々から、伝統としてアラ・カチューによる結婚を望まれることが多い。男性は金銭的問題で家族から望まれることが多い。また、一部の男性は男性らしさの象徴として、アラ・カチューの正当性を主張することもある。

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