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2014年5月23日 (金)

歩いても 歩いても(是枝監督)平凡な陰気な日常からリアリティ評価AA

 是枝監督の『歩いても歩いても』DVDを図書館で借りてきた。この題名『歩いても歩いても』は、ブルーライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)の歌から取ったのだが、
「歩いても歩いても 小舟のように 私はゆれて」000005  この歌詞、覚えているだろう。私たちはひとりひとりが小舟のような存在で、揺れつづけながら、歩んでいくというサマを描いている。
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この映画を見ながら、平凡なインキ臭い日常を描いて・・・と、少々バカにしていた。DVD見るときは、いつもそっくり返って寝ながら見るのだが、平凡な日常が展開しているうちに、・・・。
 是枝監督は、人間観察と実にその詳細ディテールを見せる。毒のある言葉口にしながらにこやかに母親(樹木希林)が演じる。夫に愛されない屈辱を呑み込んで、子供を育て生きてきて、また生きていくのだ、と思わず身につまされるリアリティを感じさせる。

 あらすじ
 ある夏の終わり。失業中の横山良多(阿部寛)は、再婚したばかりの妻ゆかり(夏川結衣)、ゆかりの連れ子のあつし(田中祥平)とともに電車で実家に向かっていた。その日は15年前に亡くなった横山家の長男、良多の兄純平の命日だった。
 だが、失業中の良多は気が重いから、一泊予定を日帰りにしようかと妻ゆかりにグチる。それでも、実家につくと、仏壇に手を合わせた後、良多は母とし子(樹木希林)、引退した開業医の父恭平(原田芳雄)、姉ちなみ(YOU)らと食卓を囲み、兄純平の思い出に花を咲かせる。
000022 午後、母とし子と良多一家の四人で墓参りへ。

 姉ちなみ(YOU)が冷蔵庫の横に捨ててない紙袋を見つけて、娘の気楽さから、母とし子(樹木希林)にずけずけいう。
姉ちなみ:相変わらず冷蔵庫が一杯だし。
母とし子:一杯入っていると安心するのよ。
姉:冷蔵庫はね、母さん、安心するためでなくて、物を冷やすために・・・。アレ、お父さん、パチンコなんかやったけ?母さん、なの?
母:いいじゃない。私がパチンコやったって。
姉:ほかにもあるでしょ。俳句とか、ヨガとか。
母:セイセイするのよ。
姉:お母さんが、このくらいムダ遣いするのはいいけどね、家のコト、どう?
母:どうて?
姉:イヤなら、イヤで、押し付けてこっちだって思っていないんだからさ。
母:イヤなんて言っていないんじゃないか。ただね。
姉:ただ、何?
母:お父さんがね。イヤがると思うのよ。
姉:こんな時ばかり、お父さんを持ち出すのだから。ほら、診察室壊して、こう二世帯にしたら、お互いに気使わないで済むじゃない。
(話題を変えようと)
000055 母:もち米なんだ、白玉って。ホラ、知っていた?
姉:知らないわよ、そんなこと。
台所に顔を出した良多(弟)が
良多:涼しくなったし、墓参りに行って来ようかなって、
母:(姉に)あんたはどする。
姉:私はいいわよ。昨日行ったし。
母:じゃあ、私、行こうかね。散歩がてら、帽子かぶって行ったほうがいいわね。
姉:じゃあ、って何よ。

途中、母とし子と姉一家の同居が話題になるが、とし子は「良多が戻ってきにくくなる」という配慮から、これを否定する。000026  墓参りから戻ると、今井良雄という青年が線香を上げに来ていた。彼は、兄純平が海で溺死した時、助けようとして子供だったのだ。母には純平が海で溺死したことのしこりが10年経っても消えていない。000034
 とし子は彼に、来年も来るようにと声を掛けて見送るが、父恭平は“あんなやつのために”と悪態をつく。その言葉に、良多は“医者がそんなに偉いんですか”と声を荒げる。

 姉ちなみ一家が帰り、良多一家と老夫婦だけの夕食。良多の妻ゆかりは夕食のあとの会話の000040 場を盛り上げようとするが、普段会話の少ない老夫婦は険悪な雰囲気になっていく。やがて、おもむろにレコードを取り出してくるとし子。『ブルーライト・ヨコハマ』。30年以上も前の恭平の浮気にまつわる曲で、とし子が浮気を知っていた事を恭平は初めて知る。
 良多と義理の息子あつしとの入浴中、とし子とゆかりの間で、良多の子供を作るかどうかという話題になる。
 だが、とし子は諦めかけており、それを聞いてゆかりは顔を強張らせる。
 翌朝、あつし、恭平と散歩に出る良多。脚が悪く遅れがちな恭平を心配する良多は、いつかあつしを連れて一緒にサッカーを見に行こうと約束するのだった。

 それから7年。実家の恭平もとし子も亡くなり、良多一家は海辺の墓地にいた。夫婦の傍らには高校生になったあつしに加え、4歳ぐらいの女の子の姿。遠くで、海だけが昔と変わらずに青く輝いていた……。

  是枝 裕和(これえだ ひろかず、1962年6月6日 - ):日本の映画監督、テレビドキュメンタリー演出家。
 曾祖父は薩摩藩の出身。東京都練馬区生まれ。東京都立武蔵高等学校卒業。駿台予備学校で現代文を担当していた、「イイタイコト」で知られる藤田修一※に影響を受ける。1987年早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。
 番組制作会社テレビマンユニオンに入社、番組ADをしながらドキュメンタリー演出家をつとめる。1995年に『幻の光』で監督デビュー。新作を発表するたびに国際映画祭に招待され、国内外で高い評価を受ける。
 主な作品として、映画『誰も知らない』、『ワンダフルライフ』、テレビドキュメンタリー『しかし… 福祉切り捨ての時代に』、ノベライズ『歩いても 歩いても』、プロデュース作品として西川美和監督作品がある。『誰も知らない』は第57回カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、『そして父になる』は第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。

※藤田修一
駿台予備学校で現代文を教え、大学入試現代文に記号読解という独自の方法論を編み出したことで知られる。『現代文要説』や『現代文入門』、『鑑賞昭和文学』、『必修漢字1200選』などのお世話になった人は少なくない。こんにち予備校で現代文を教える講師たちの大半が多かれ少なかれ藤田さんの読解法を受け継いでいる。現代文読解の神様とも言うべき存在なのだ。
 駿台の教壇では、人生を、愛を、青春を、生き方を、優しく、熱く、静かに、時には情念をこめて生徒に語りかけた。
「陸軍の軍医として大成した森鴎外は、自分の墓には『森林太郎の墓』以外は記してはならないと遺言した」
 文豪の実像を通して、いかに生きるべきかを生徒は感じ取った。
「森鴎外は、机に向かって小説を書き、眠くなると机に突っ伏して寝た。これなら長くは眠れない。起きてまた原稿用紙に向かったんだ」
 努力することの大切さを生徒は感じ取った。
『セメント樽の中の手紙』を素材にした講義で、「へべれけに酔っ払いてえなぁ」と情感を込めて読み上げ、「『てえなぁ』ということは、酔っ払っていないということだね」。
 この『セメント樽の中の手紙』は駿台の現代文テキストや『鑑賞昭和文学』などに登場している。藤田さんがこのプロレタリア文学を通して伝えたかった人生に横たわる理不尽やどうしようもないやりきれなさの存在を生徒は感じ取った。
「出会いのころはみずみずしい感情を抱き続けることができた。あの愛の持続を、あの恋の永遠を、みんな希求する。喪失するからです」
 『鑑賞昭和文学』で藤田さんが紹介した三島由紀夫の「憂国」は死を前にした愛の話である。こうした講義や小説を通して、愛にさえ有限性が内包されていることを生徒は感じ取った。
 名講義は受験生の若い魂を揺さぶり、圧倒的支持を集めた。
 その藤田さんはいま81歳である。

 慶應病院に行くと「藤田先生」と教え子だった医師から声をかけられ、旅行に行くと「藤田先生」とまたまた声をかけられる。予備校講師を引退した今でも、大勢の教え子たちに慕われ、尊敬されている藤田さんは、写真家として活躍しているのだった。
 藤田さんがカメラを手にしたのは幼少期だった。しかし、その後は勉学や仕事に追われてカメラに触れる時間がなかった。カメラを再開しようと思ったのは、定年を5年後に控えた70歳の時だった。退職後に東京工芸大芸術別科写真技術専修課程を修了する。
 藤田さんは撮影でも繊細な感覚を駆使した。国際写真サロンやキヤノンフォトコンテスト、JPS展、フォトシティさがみはらなどのコンテストで相次いで入賞を果たしているのが何よりの証拠である。
 週末、一眼レフカメラと中望遠レンズなど2キロほどの機材を担いで歩き回る。魅力ある被写体にレンズを向ける。魅力ある被写体は、藤田さんにとって「ひと」だけである。(AANウェブ編集部・西野浩史)
http://www.anti-ageing.jp/show/d200507010001.html 

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