「愛」とは、川内康範「骨まで愛して」vs美輪昭宏「エアラブ」
深夜ラジオで「骨まで愛して」が流れているのを聞いていたとき、ふと“悩みのるつぼ”(朝日新聞)の相談者の悩みを思い出した。「愛」の悩みというのは、どこまで許されるか?
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相談というのは、
左のようなものだった。
回答者は、美輪昭宏さん。彼なら、願いをかなえてくれそうだと思うのは、アマかった。回答は、厳しく、はねつけて「エアラブで留めなさい」というものだった。
「あなたの恋が実るなら、ずっとまえにそうなっている。あなたは、多くの有象無象の一人、いわゆるone of themなのだ」とはっきり言っている。
人生の終りに近づいて、昔の恋を忘れずに、彼女がこの町・・・松戸とか、千葉とか、彼女がどこかに住んでいる、と途中下車して、駅周辺を歩き、同じ町の空気を吸って・・・という、逸話を聞いたことがある。それを話していたのは、年配の夫をなくした女性だったが。円満家庭の人より、そうではない環境の人が過去の恋人を思うことが多いように感じる。
美輪昭宏の「エアラブ」から、もう一歩進むと、旧交を温めることになる。それは、いまや、当たり前の感覚になっている。カサカサになった手を握り合うことで、昔の気持ちが治まるなら、結構結構。
それから先は、二人の自由な世界であり、踏み入ったら、自己責任の地帯かもしれない。想像して憧れているのが一番安全。ではあるが、しかし、とことん突き詰めるのも「愛」の行方かもしれない。
探してほしいと、頼まれたことがある。旧姓須沢須美子さんを探してください。 2009.12.03
あちこち、知っている人を求めて探したが、旧住所だったりで、探してほしい人に満足する回答は得られなかったという結果だった。最近は、個人情報の云々でめぐり合うことが、アナログでは難しくなっている。
「愛する」という男女の「愛」は、一体どこまでが「許される」のか。この「愛」を貫くには・・・、宗派、宗教では、許されない「愛」として、庶民、大衆を秩序の中に押しつけ、社会の安寧を保つ観点から、家庭という秩序を保たせている。江戸時代に、心中=相対死というように、美化を許さなかった。そこに見えるのは、婚外の「愛」を「ふしだら」という価値観で、押し付けられていたのが庶民、大衆である。欧米、特にフランスから見たら、日本の愛の形は時代遅れになっている。
「骨まで愛して」作詞:川内康範
生きてるかぎりは どこまでも
探しつづける 恋ねぐら
傷つきよごれた わたしでも
骨まで 骨まで
骨まで愛してほしいのよ
やさしい言葉に まどわされ
このひとだけはと 信じてる
女をなぜに 泣かすのよ
骨まで 骨まで
骨まで愛してほしいのよ
なんにもいらない 欲しくない
あなたがあれば しあわせよ
わたしの願いは ただひとつ
骨まで 骨まで
骨まで愛してほしいのよ
しゃれこうべを懐に抱いて、暗い部屋に座っている姿は想像したくないが、「骨になるまで」愛し続けるという意味だろうとは思うが、これは、「男」から「女」への愛情表現であって、『女』から『男』への愛情表現ではないと思う。
川内康範は、晩年、森進一の「おふくろさん」のイントロ部分の改作に怒ったのが印象に残ったが、彼の生涯と信念には、見るべきものがある。作品に対する“思い”は、並ではない。ソレを知ったのは、川内康範の森進一に対する態度であった。
川内康範【かわうちこうはん】(1920年(大正9年)2月26日~2008年4月6日、満88歳没)作詞家、脚本家、作家。
北海道函館市に生まれる。小学校卒業後、家具屋の店員から炭坑夫まで20数種類の職業を転々とし、独学で20代から作家生活に。「愛は情死である」をテーマに、詩・小説・脚本・マンガ原作・作詞の各分野で数百本に及ぶ作品を執筆、戦後の大衆文芸を代表する一人として多方面に活躍する。また、政治思想家、民族派運動家としても知られている。
作品としては、「月光仮面」、「七色仮面」、「愛の戦士レインボーマン」の原作、「骨まで愛して」(城卓矢)、「君こそわが命」(水原弘)、「誰よりも君を愛す」(和田弘とマヒナスターズ)、「おふくろさん」(森進一)の作詞。また「まんが日本昔ばなし」の監修者であり、あの冒頭の主題歌の作詞者でもある。
クジラ漁の漁師は、メスを先にし止めてからオスを射止めるのだという。オスを先にしとめると、メスはササッサと逃げるという。メスを先にしとめると、オスはいつまでもその周辺でウロウロしているから、二頭をしとめることができるのだという。
新聞投稿で「妻が健在で、昔の憧れの女性を探したい」“悩みのるつぼ”(朝日新聞)の回答者が相談者に甘い回答を掲載できるか?大新聞では、建前意見しか載せるわけにはいかんのよ。たとえ、美輪昭宏が、ソレを否定する意見を持っていても、載せられないでしょう。庶民を縛り付ける倫理を道徳と称して、押し付けるのが、大新聞のコメントでしょう。 公序に反するコメントは載せません。
権力者にとっては、「公序良俗」などのルールは、あってなきものだろう。歴史上、豊臣秀吉が「妹」を人質として、家康の「嫁」にする話がある。
未亡人であった朝日姫は秀吉の家臣副田吉成と結婚。それからしばらく幸せにくらしていた朝日姫が家康の下へ嫁ぐ事が決まり、
妹はすでに嫁して、副田吉成の妻として、仲よく平穏に暮らしていたのを強制的に離縁させられる。そして、家康の下に当時として、40代の朝日姫は送り込まれた。
朝日姫との離婚に際し、夫副田吉成は、秀吉から示された5万石加増を拒否して、陰斎と号して尾張国烏森に隠棲した。
森進一「おふくろさん」歌えなくなる?
森進一の父母、そして家族思いの歴史: nozawa22
川内康範 母の教え,仏の教え
おかあさんという歌 川内康範: nozawa22
おふくろさん 「花ひろば」 入場料600円:
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