« ファミリーヒストリー 藤原紀香 祖父 満州渡航の軌跡 | トップページ | 佐倉歴史民俗博物館02 気仙沼小々汐 尾形家(網元) »

2013年10月13日 (日)

佐倉歴史民俗博物館01 公武二元時代のカナ書き百姓言上状

_1930
 佐倉国立博物館へ行く坂の手前にお堀にしては小さいが、池がある。そこにたたずむ鷺だろうか、気品のある鳥がえさを探してカメラマンにポーズをしていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「★んで頂いたら、1日1度クリック」 
  ↓   ↓   ↓   

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います お気に入りに追加  
ブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
01

 印象深いものを説明する。2006
「阿弓川あゆみがわ庄百姓等仮名言上書」という連判状?阿弓川庄(現和歌山県有田郡清水町)の百姓らが地頭の湯浅氏の非法を訴えたもの。片仮名の普及を示す資料。見方では、荘園領主側が百姓たちを指導して書かせたとも、見方があるらしい。

 漢字が書けないから、そのころカナが普及して、カナ書きならできる程度の教養が備わっている証拠になるのだという。
2007
阿弖あて河荘上村百姓等(ら)言上状』は、今まで、高校の歴史の教科書で見た記憶はったが、現物を見たのは始めてだった。

“あて河荘”は、和歌山県(紀伊国)の有田川上流にある荘園で、そこの農民たちは、年貢米(現代でいうと、所得税)を収めた上に臨時賦課(不動産税、都市計画税+消費税)として、絹と真綿、材木などを納めていた。
 阿弖河の農民たちは、1275(建治元)年(蒙古襲来の直後)、新任の地頭湯浅宗親の横暴を荘園領主に訴え出ました。

 カタカナで書かれた13か条におよぶ言上状には、身の毛もよだつ地頭の暴力が書かれている。
2008 農民たちは、年貢を二重に取られ、そのうえ綿や麻、栗や柿もを臨時税も取られる。そして、地頭は様々な労役を課し、農民たちを酷使する。
 地頭の言うことを聞かなければ、
ヲレ(俺))ラカ コノムキ(麦)マカヌモノナラハ メコトモ(女たちや子どもたち)ヲ ヲイコメ ミヽヲキリ ハナヲソキ カミヲキリテ、アマニナシテ、ナワホタシ(縄絆)ヲウチテ、サエ(苛)ナマント候ウテ…」
「私たちがこの麦をまかないならば、女や子どもを追い込めて、耳を切り、鼻を削いで、髪を切って尼にして、縄で縛って虐待し…」という残酷な刑罰を課すという。
 この『阿弖河あてがわ荘上村百姓等言上状』は、農民自身がカタカナでたどたどしく書き上げ、地頭の暴力的支配の実態を告発する形をとっている。

 しかし、阿弖あて河の農民の言上状は、地頭のすさまじい暴力を記述した後に、「…セメセン(責詮)カウセラレ候アイタ ヲンサイモク イヨイヨヲソナワリ候イヌ」(拷問をかけられているので、材木[を納めるの]は遅くなります)」と書いてある。
 農民たちは、荘園領主の材木催促に対して、「地頭が乱暴だから木材の納入に応じられません」といっている。

 地頭の残酷な刑罰は、誇張ではなく事実であると研究よって明らかになっている。しかし、この時代に生きる農民たちは、地頭からの仕打ちを利用して、荘園領主に対し、自己の負担を軽減させようとしている逞しさもある。

 さらにわかることは、この言上状が書かれた背景には、荘園領主の“荘官の従蓮”と“地頭の湯浅宗親”との間に「荘園支配をめぐる激しい対立」があった。
 この言上状が書かれる16年前、1259(正元元)年に、地頭が荘官を六波羅探題に訴えている。
 この年は大変な飢饉であったが、阿弖あて河荘の荘官は何らの救済対策もせず、逆に数千の材木を徴収したことで、多数の餓死者を生じている。荘官は、さらに、先に春から、その秋の収獲分の年貢米を徴収していき、地頭の屋敷にいた農民二人を捕縛して京に連れて行った。しかも、そのうち1人は妊婦だった。
「ミミヲキリ、ハナヲソキ」という暴力を振るう“地頭”も、荘民を餓死させ妊婦を連れ去る“荘官”も、農民にとってはまったく同じ過酷な支配者だった。
 

 この“地頭”と“荘官”の対立を利用して、農民たちは自分達の生活には、地頭と荘官のどちらにつくのが有利なのか、見極めて訴状を書いている。
 当時、荘園領主が派遣した従蓮(荘官)は、(鎌倉将軍)北条氏に近い人物であり、彼を荘官に推挙したのは、六波羅の引付(ひきつけ)奉行人の斉藤唯浄(ゆいじょう)である。
 その事情から、農民たちは、地頭よりも(将軍に近い)荘官の側につく方が有利であると判断し、荘園領主に「地頭の非法」を告発した言上状を完成させた、と考えられる。

  そもそも、地頭と荘官が対立の原因は、農民たちから年貢や公事がとれなくなったこと(不景気、不況)にある。この言上状が書かれる前年の1274(文永11 蒙古襲来)年、阿弖河の農民たちは、地頭の非法に抗議して逃散している。集団で逃亡し、支配者の課役を拒否した。過酷な支配に組織的に対抗する程にまで、農民たちは変わりつつあった。
 やむなく支配者の圧制から逃げ出したという行為を、仲間の強い連帯意識を持って、支配者への抵抗の武器に変えた。こうして鍛え抜かれた民衆の力が、地頭・荘官の両者による二重支配を弱める結果となる。

   言上状の世界は、鎌倉時代の農民が残酷な抑圧すらも、自分たちの生活を向上させていこうとするたくましい姿を、私たちに教えてくれる貴重な史料である。

●この「守護・地頭と国司」の二元支配の背景
 鎌倉時代は、公武二元支配と言われ、朝廷は、国ごとに国司を派遣して行政担当させようとし、武士の鎌倉幕府は、国ごとに 守護を派遣して軍事を担当させていた。
 荘園は、貴族が荘園領主=国司であるが、その荘園で税を集める仕事は武士(地頭)が代行していた。こんな風に、武士と貴族で役割を分け合っていたが、承久の乱後、(幕府任命の)守護が国内の軍事だけでなく、(国司の)行政権も行使するようになった。地頭は、荘園領主に納める年貢を横取りし、国司(貴族)は肩身の狭い思いをするようになった。
 承久の乱後、鎌倉幕府の実権は、北条氏が握るようになり、もはや、北条氏に歯向かうことなど出来ず、六波羅探題は北条氏の一門が勤め、重要な役職は北条氏が独占するようにななった。これにより、 北条氏の執権政治体制が確立した。

★佐倉の国立歴史民俗博物館(常設展は)日本の歴史をたどる編集になっている。順番は、教科書通りの流れで、縄文時代、弥生時代、古墳時代、王朝・平安時代、鎌倉、室町、戦国、江戸時代・・・と、5室、6室回って、近代へやってくるが、足が疲れる。
 時代順に回るのは、工夫が必要ではないか。どの時代に入るか、それは順ではなくても、人それぞれ興味を感じる順に入れる工夫が欲しい。順に行くと、近代を見るころには・・・疲れが出る。
 特設展(料金別)を併せてみるとしたら、常設展六室、各室それぞれ工夫があり、興味が尽きないから、各1時間としたら、それで6時間になり、 それが、後半の方をはしょってしまい、もったいない。特設展を最後にすると、体に負担である。

01_2 最近は、やたら写真撮影禁止が多くて、写真を撮ってもいいのは、ありがたい。写真撮影は、ブログなどで多くの人に見てもらうチャンス。


 これも、館の担当者が客になって、じっくり見たら、一体何時間かかるか、調べる人がいないものか。
 例えば、カネボウ化粧品の白斑状態になっても、体質だとかいうのを無視していたらしいが、化粧品発売するなら、この化粧品を使い続ける担当社員を決めておくべきだ。
 それと同じで、常設展で見て全部見て回るのを前提にしないで、全部見ないで諦めさせることも前提でもいいじゃないか。英国のロンドン博物館がそうだった。とても、全部は見られないとわかる。そうそう、国立博物館は、イギリスでは、どこも無料だ。国民に福祉か教育観点からのサービスと考える。日本でも、消費税アップ分を博物館で還元する考えがあってもいい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「★んで頂いたら、1日1度クリック」 
  ↓   ↓   ↓   

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います お気に入りに追加 
ブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Sponsored Link

  2004/04/10 > e-Learning TOEIC(R) TEST 掲載!
http://nozawa21.newton-e-learning.com/index.shtml
Newton e-ラーニングのご紹介
http://nozawa21.newton-e-learning.com/elearning/syokai.html
Newton e-ラーニング TLT学習のしくみhttp://nozawa21.newton-e-learning.com/elearning/tlt.html
Newton e-ラーニング受講教材の紹介
http://nozawa21.newton-e-learning.com/kyozai/index.html ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Sponsored Link Kanban2
データ入力
http://www.nozawa21.net/データ・名刺入力/

顧客名簿作成・名刺データ入力・DM宛名シール作成。様々な形式で作られたデータの同一形式での統一化。手書き原稿のデータ化。
《→
データ入力詳細へ


アンケート入力
各種調査アンケート集計
《→
アンケート入力詳細へ


録音テープ起し
講演・講義・取材・座談会など。様々な媒体の音声のデータ化。 オプションサービスとして、出張録音(機材持込可)・原稿要約いたします。             《→
録音テープ起し詳細へ


執筆代行 ゴーストライター 
原案は著者が考え、著者に代わり一冊の本になるまでの原稿作成。著者の持っているテーマを聞き出し、著者の言いたいことを文章に作成。出版社・印刷所に提出できる体裁にします。                                                                           《→執筆代行詳細へ

プライバシーマーク認証 研修済み 
証明書番号1483
当社はベテランオペレーター40名
Microsoft Office User Specialist 有資格者


問い合わせ窓口 ←クリック

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

|

« ファミリーヒストリー 藤原紀香 祖父 満州渡航の軌跡 | トップページ | 佐倉歴史民俗博物館02 気仙沼小々汐 尾形家(網元) »

日本史」カテゴリの記事

生き方」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ファミリーヒストリー 藤原紀香 祖父 満州渡航の軌跡 | トップページ | 佐倉歴史民俗博物館02 気仙沼小々汐 尾形家(網元) »