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2013年9月16日 (月)

夫婦善哉 【各回のあらすじ】おもしろうて、やがて悲しき話

「各回のあらすじ】
第1話 第2話 第3話 第4話(最終話)
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「 蝶子の尾野真千子、彼女のキャラは好きだが、夫婦善哉では一本やりで行きすぎ。暗くなってしまっては、この織田作之助の「夫婦善哉」はいかんから、精一杯明るくしているのだが、ドラマが浅くなる。難しいところだが、コメディでいいかも。エンターテイメントでは、シリアスでも楽しく見なくては。シンキ臭いのはいやだよね。  

000053 大阪で食い詰めて、ついに別府へ落ちていく。これは身内のおじさんの実話らしい。それを見ている甥っ子の作之助が別府へ訪ねていったときの話らしい。つまり、駆け落ちしていったおじのアレで「書きゃがったな」と言っていたらしい。

第四話(最終回)は、
000048 新天地・別府にやってきた蝶子(尾野真千子)と柳吉(森山未來)は、小さな化粧品問屋『大阪屋』を開店する。二人で行ったダンスホール。柳吉と踊る蝶子は、いつか別府の中心流川通りに大商店を開き「日本一の夫婦になる」と夢を抱く。
 行商にも精を出し、新たなお客獲得に乗り出す。柳吉も自分で香水の開発など始める。近くで貸席『玉初』を営む(松田美由紀)と蝶子はすぐに打ち解けて仲良くなり、放蕩癖の柳吉の監視を女将に頼む。

000050 ようやく貯金もたまり、店を大きくできるとなった時、おきん(麻生祐未)から手紙が届く。かつての同僚金八(佐藤江梨子)が、ヤトナになると訪ねてきたという。手紙には、金八の夫の商売が傾き、一から出直しと綴られていた。思えば、金八の援助で始めたカフェーをたたみ別府に出てきた。蝶子は、貯まったお金は金八に送り、再び振り出しに戻る。(ヤトナ=日雇い芸者)

 

000063 世の中に戦争の足音が忍び寄り、弟の信一(久野雅弘)が出征することになったが、肋膜を患い帰郷を命じられる。弟を不憫に思う蝶子は、別府に弟を呼び寄せる。贅沢三昧歓迎する蝶子に対して、柳吉は終始不機嫌で、弟にやさしい言葉のひとつもかけない。商売も傾き、柳吉の中には行き場の無い虚しさが渦巻いていた。
 そんなとき、大阪では、柳吉の娘文子(青山美郷)が、小説を書く学生の鈴木恭太郎(榎田貴斗)と出会い恋に落ちる。戦争による物不足で商売の先行きに不安を抱えた桐介(大東駿介)は、文子に良家から婿養子を迎えると決める。ある夜、望まぬ相手との結婚を拒む文子は、恭太郎と駆け落ちする。

 

 別府にきて、貯金が1000円を越して、それをもとに新しい店に飛躍しようとしたとき、恩人の窮地に1000円を送って、そのあと弟が入隊後胸のわずらいで除隊してきて、それを蝶子が引き取って長期療養させようとした。
 ところが、柳吉は、「オレには倹約倹約というのに、弟には牛肉食わせたり、大阪から別府へは特等席で」と愚痴ったあと、長セリフを語った。

 

「わいはあかん男や、ここまできても、毒された根性は変わらん。変わらんこと、オレはどうしょうもないええ加減な男や。せやけどは、お前はそんなわいがおらな生きていかれへん。
 お前は、オレがどうしょうもない、ええ加減なこと、お前はそなわれがついていないと、口では「一人前になれ」というとっても、腹ではどうか一人前になってくれるな、いっておる。
 お前とわいじゃ、ホンマのん夫婦なんかになれない。
」とたんか切る柳吉。

 

 実の娘としては、父親を取られてそれが母(蝶子)と(柳吉の)娘との葛藤が長引き、柳吉の娘を引き取った実家では跡取りに仕立てようとするが、飛び出して小説家の卵(織田作之助)と駆け落ちして、連れ戻される。ようやく父(柳吉)の気持ちがわかってきたのだろう。結婚式の招待状がきて、「お二人で出席してください」と、蝶子も出席を求めてきた。それを非常に喜ぶ蝶子にとっては、ようやく認められた気持ちがつたわってくる。結婚式のくだりででエンド・・・・

 

000042
 舞台は、満州の盧溝橋事件でキナ臭くなった昭和12年の別府だが、残念なことに、ポスター別府「中外産業博覧会」が昭和3年のモノだった。
 雰囲気はよく表していたが、残念だった。

 

第一話
000008 貧しい一銭天麩羅屋の種吉(火野正平)とお辰(根岸季衣)の娘・蝶子(尾野真千子)は、親の反対を押し切り、北新地のお茶屋に女中奉公に入り、同僚・金八(佐藤江梨子)とともに、つらい下積み生活を乗り越え人気芸妓となる。憧れの芸妓となったのも束の間、化粧品問屋・維康商店のぼんぼん・柳吉(森山未來)と出会い、二人は恋に落ちる。

 柳吉は、日頃の放蕩ぶりから番頭(平田満)からも蔑まれ、兄思いの妹・藤子(田畑智子)にも呆れられ、父・半兵衛(岸部一徳)から「勘当」を言い渡される。父の怒りが解けるまでと、柳吉は蝶子を誘い駆け落ちする。
 芸妓の道を捨て、柳吉との恋に生きようと覚悟する蝶子だが、二人は向かった温泉宿で、関東大震災に遭遇。
 逃げるように大阪に帰ってくる。それでも蝶子は、「わたしはこの人と生きていく!」と、ヤトナ斡旋業のおきん(麻生祐未)を訪ね、お座敷の膳運びやお酌から舞いまでこなすニ流芸妓として働き、売れない噺家・草楽(草刈正雄)が住む家の二階に間借りして、せっせと貯金し柳吉を支える。幼馴染で材木屋の跡取り・小河童(青木崇高)は密かに蝶子に思いを寄せるが見向きもされない。
 一方、いまだ父親の勘気が解けず、娘の文子と会うこともできない柳吉は面白くない。

 そんなある日、柳吉は、昔の問屋仲間・松川(茂山逸平)と鶴田(桂吉弥)に出会い蝶子の貯金を持ち出し、芸者遊びに一晩で散財し尽くしてしまう。蝶子は怒り心頭!はげしい折檻で柳吉を責める。はてさて、二人の行く末はどうなることやら。

 

 

 

第二話
000036 蝶子(尾野真千子)と柳吉(森山未來)は、関東煮屋(かんとだきや)を始める。小さい店だが、二人で精を出す毎日が蝶子は幸せだった。しかし、柳吉は、実家に残してきた娘・文子(青山美郷)とのことが気になる。そんなとき、妹の藤子(田畑智子)が良家の息子・桐介(大東駿介)を婿養子に迎えるという。柳吉は、荒れに荒れて再び散財し家を出ていく。

 

 地蔵盆の夜、突如帰ってきた柳吉は、店から手切れ金をせしめるため、蝶子に嘘の別れ話を持ちかけるが、蝶子は使いに来た番頭(平田満)に柳吉とは別れないと言い切り、手切れ金も受け取らない。帰ってきた柳吉は不機嫌極まりないが、蝶子にとって精一杯の愛情表現だった。
 そんなとき、母のお辰(根岸季衣)が倒れ、柳吉も腎臓を患い入院。手術代も嵩み、止む無く蝶子は関東煮屋を売りに出し、再びヤトナとして働き始める。柳吉の入院先で、蝶子は、柳吉の妹・藤子と娘の文子と出会う。北新地の売れっ子芸妓だった蝶子だが、いまは見る影もない。髪はほつれ、着ているものも貧乏滲みていた。不憫な蝶子の様子に藤子は、「姐さんの苦労は、お父さんもこの頃よう知ったはりまっせ」と思わず出た慰めの言葉に、涙する蝶子だった。そんなとき、弟の信一(久野雅弘)から、母危篤の連絡が入る。
    
第三話
蝶子(尾野真千子)は、法善寺横丁の八卦見(オール巨人)に柳吉(森山未來)と晴れて夫婦になれるか占ってもらうが、八卦見は首をひねった。

000009_2 蝶子は、再会したかつての同僚・金八(佐藤江梨子)の援助で、『サロン蝶柳』という名のカフェーをオープンする。店は繁盛し大いに賑わいを見せる。「お前はええ友達もっとるな」と皮肉めいた柳吉も厨房で料理に腕をふるった。

 

 娘の文子(青山美郷)と会えず塞ぎ込んでいると感じた蝶子は、「いつか柳吉の娘と三人で暮そう」と提案するが柳吉は煮え切らない。
 ある日、柳吉の妹・藤子(田畑智子)が文子を連れて店に現れる。喜ぶ蝶子は、文子をもてなそうと張り切るが、その日に限って、店の女給・菊代(村川絵梨)と客とのトラブルが巻き起こり、最も見せたくない場面に遭遇
する。
 やがて、柳吉の父半兵衛(岸部一徳)危篤の知らせ。焦る蝶子は、亡くなる前に柳吉との結婚を認めてもらいに会いに行こうとするが「お前は来るな」と柳吉に止められる。そして、死の間際の父と対面する柳吉だが、親子の溝は埋まることなく最悪の別れとなる。半兵衛が息を引き取ったその夜、人知れず蝶子は店のニ階に上がりガス栓をひねった。

 

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