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2013年4月 5日 (金)

願はくは 花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ

Kif_1877  春が東京から去っていく・・・。「花の下にて春死なん 」と、言った人は誰だったか、西行法師(1118-1190)だ。「山家集」に載っている。
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「願はくは 花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ」
I wish to die
under the flowers in the spring,
around the day
of full moon in February うまく訳している。

Kif_1878 意「死ぬときは春の桜の下で死にたいものだ。それも満月の夜に」。きさらぎは旧暦の2月、太陽暦3月。望月(もちづき)は満月。西行は実際1190年2月16日、満月の夜に死んだそうだ。

桜の満開、そして散り際のなまめかしい空気に上空を見上げると、引きずりこまれる。影響を残してくれた友人、恩人が去っていく。待ってよ!と声をかけたいのに。友人関係を築き上げて何十年、それが一刻の間にその関係は消える。

両親はもういない。その上の祖父母の代は、もちろんいない。これからは、兄弟、姉妹、友人、学友がそろそろ去っていく。ご近所のブログ先輩つれづれデジカメ日記さんも、体調について書いている。ムリすると、体に響くから、慎重に仕事と健康をバランスとりながら、趣味に生きているようだ。

 むやみに死にたくはないが、妙に執着してジタバタしたくはない。さらりと消えてやる。まだ、先輩が多く残っているから、順番でいいだろうが、さらりと消えたいものだ。

Kif_1875_2  どこも体は悪くないし、朝のラジオ体操(スポーツセンター)にもいける体力はあるし、すいすい自転車散歩もできている。
 金町の水道局の横を桜の木下・・・、そこをスーイと抜いていく若者がいた。その若者を優る速さで走るスポーツ選手並の自転車がいる。往々にして、それらの若者の速さに勝とうと競ってムリすると、怪我をする。人と競わないでいると、ちょうどいい速さが得られる。 

 金町水道局の脇の桜は、見事である。そこから、水元公園、その対岸にある埼玉県「みさと公園」は、穏やかでいい。今年は桜の時期が早すぎて、昼はいいが、夜桜には寒い。水元公園は、面積で東京一の広さ。
 ここから水元公園を目指す。水元公園とみさと公園は、東京と埼玉で管理者が違うからつなぐことはないが、水元公園の奥から右に曲がって川沿いにみさと公園を目指し、二公園周回コースを自転車で運動するといい汗をかく。一時間コースになる。

 桜の花びらが舞い落ちて、それをじっと見ている余裕がある人は少ない。これこそが、日本人が余裕失っている証拠だ。
 日本は、経済の豊かさな社会を求め続けた。それは明治維新後の大久保利通の指導だ。開国以後、日本が米英、フランス、オランダの植民地にならなかったのは、成功である。この成功、それ以外の価値観を日本人に与えられないから、「成功」なんだが、西郷隆盛が「質素な生活」を続けて、薩長の役人官吏になって金銭感覚のまひした人を批判をしていたのをご存知だろうか。則天去私とか、大久保の価値観とは違うものを持っていた・・・それを具現化するチャンスがないまま、西南戦役で死んだが、日本が徳川時代を通して培ってきた「日本哲学」を持ち続けた。

 明治6年に大使節団を編成して西欧歴訪しているが、日本で留守番した人が少数派になったのだ。留守組が日本をリードしたら、ブータンと似て、鎖国時代の日本的価値観を持ち続ける可能性があった。それは、「モノ、カネに卑しくない」自尊心の高い民族であったと、それは庶民ではなく、地主層や武士階級であっただろうが、開国当初に日本を旅行した西洋人は書き残している。経済力はなかったかもしれないが、清潔で正直で、親切で、知性の高い人が多かった。儒教に基づく思想が徹底して行き渡っていた。仏教も日本人の教化に役立っていた。

 「いじめ」問題から、道徳を教科として採用しようと相談しているが、どういう思想にしたがって小学生に教えるか、もめるぞ。あちこちの思想を切り張りして、底が浅くなってしまうのではないか。

 さくらの残り花を透かして、快晴の朝空を眺めると、うーむ、吸い込まれそうだ。「花の下にて春死なん」の心境が・・・わかる気がする。

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