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2013年3月13日 (水)

東京大空襲と浮浪児、こんな女に誰がした その3

045  狩野光男さんの描いた戦後の記憶の中に、東京大空襲で隅田川言問橋で多くの人が死んだものもあるが、近所で一緒に遊んだ少女が有楽町のガード下で、客待ち娼婦となっていたという話は、強烈な印象が残った。
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044  狩野さんは今82歳というと、終戦時、15歳か14歳だ。一緒に遊んだ近所の女の子もほぼ同じ年だ。墨田区浅草5丁目だから、電車で有楽町に出るには20分かかるか、どの程度の距離だ。
 狩野さんが有楽町で、少女を見かけて声を思わずかけてしまったという。その少女は、特にケバい化粧はしていなかったようだが、つい数年前までの姿を知っているのだから、見間違えることはないだろう。

その声を聞いた瞬間、顔を背けて人影に隠れて、狩野さんの見えないほうへ消えた。
 
ごく普通の生活をしていた少女にとって、お金を稼ぐ手段として、街娼を選んだのだが、他に稼ぐ手段を選ばなかったのか、と問い詰める人もいるかもしれない。水商売に飛び込むも、街娼になるのも、そんなに気持ちの差はないだろう。

 絵で描けば、写真と違って、どこの誰かわからないから、ちょうどいい。今、80代になって、そんなことを口にする必要もないし、朝鮮のように慰安婦問題になることもない。戦争は、後遺症をいろいろな形で残していく。

046 「そんな女に誰がした」=「星の流れに」という歌がヒットした。テイチクでは、コロムビアから移籍したブルースの女王淡谷のり子に吹き込みを依頼した。彼女からは「夜の女の仲間に見られるようなパン­パン歌謡は歌いたくない」と断られた。
 同じくコロムビアから移籍した菊池章子に依頼した。彼女は歌の心をよく把握し、戦争の犠牲になった女のの哀しみを切々と歌い上げた。
菊池章子の「星の流れに」が巷で大流行すると、この歌詞の最後の「こんな女に 誰がした」が流行語になって広まっていった。
菊池章子 星の流れに 1978
http://youtu.be/Xa0Jl71N7ag←(当時の音源)★
 星の流れに 昭和22年
作詩 清水みのる  作曲 利根一郎

1 星の流れに 身を占って
  何処をねぐらの 今日の宿
  荒(すさ)む心で いるのじゃないが
  泣けて涙も 涸れ果てた
  こんな女に誰がした


2 煙草ふかして 口笛吹いて
  当もない夜の さすらいに
  人は見返る わが身は細る
  街の灯影の 侘びしさよ
  こんな女に誰がした

3 飢えて今頃 妹はどこに
  一目逢いたい お母さん
  唇紅(ルージュ)哀しや 唇かめば
  闇の夜風も 泣いて吹く

  三番の歌詞に「飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん」というように、上野のガード下で妹を飢え死にさせた姉もいる。

 見栄も道徳も思い切るか。死と隣合わせのときに、「売春」の二文字は邪魔。男は体を売ることができず、「女には最後、体が売れる」と羨む男さえいた。生死のギリギリで生活すること・・・、都会では、そういう地獄絵が展開していた。

 売春すれば少しは生活の足しになり、楽になるのに、田舎では人目を気にしてそれができないで、苦しむ。世間体が邪魔だというか、ソレを勧めるわけではないが。

 高峰秀子が「浮雲」(林芙美子)映画でも、米軍のオンリーをやって食糧やお金をもらう生活をしている。パンパンもオンリーも同じようだが、パンパンは不特定多数を相手にし、オンリーは特定の人に体を提供。

 その一二年前までは、「鬼畜米英」といっていた相手に、戦争に負けた途端、米兵の袖にすがり・・・と悔しがる日本人、特に男、インテリが多かったが、どん底に至ると女は売れるものは何でも売るさ。恥さえ捨てれば、何でもできる。女は強し。

やはり、昭和22年頃に歌った菊池章子の歌は切々として、迫ってくるが、1970年代にリバイバルで歌うときは、脂肪がついた声やメロディに聞こえるのは、私だけだろうか

 
島倉千代子、のちには美空ひばりも、倍賞千恵子もうたっているが、やはり流行りモノで、真に迫っているようでいながら、歌をもて遊んでいる。そんな印象がある。

上の三人以外にも「星の流れに」歌っている人は多いが、比較して聴いてみる人のために
石川さゆり、藤圭子、中村美津子、など列挙してみる。
http://youtu.be/S6JToE_2z1I
http://youtu.be/JLvjIMOLzA8
http://youtu.be/jq_d_8Or8MI
http://youtu.be/DlRYiSVsZ_8
http://youtu.be/glJS8hyBsvg

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コメント

終戦時、15歳か14歳だ。一緒に遊んだ近所の女の子もほぼ同じ年だ。墨田区浅草5丁目だから、電車で有楽町に出るには20分かかるか、どの程度の距離だ。
 狩野さんが有楽町で、少女を見かけて声を思わずかけてしまったという。その少女は、特にケバい化粧はしていなかったようだが、つい数年前までの姿を知っているのだから、見間違えることはないだろう。

投稿: 星の流れに  | 2015年8月26日 (水) 15時48分

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